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Posted by だてBLOG運営事務局 at

2010年09月15日

日系カナダ人のこととか。

 カンファレンスが終わった翌日にバンクーバー美術館などに出かけて、この2日間は、アジア研究センターと図書館にこもっていました。UBCには、各セクション毎の図書館と中央図書館、その他に貴重資料(一時資料)を保管しているセクションがあります。今回は、貴重資料の保管されている資料室で、明治初期の日本人移民の手紙や手記、当時の新聞などを見ています。日本で同様の一時資料を閲覧しようと思うと、紹介状などが必要になるのでしょうけれど、日本の学生証とパスポートで貸し出しカードをつくってもらうことができました。

 キャンパスを歩いていて、アジア系の学生が圧倒的に多いことに驚きました。この大陸が移民社会であることは知っていたつもりでしたが、想像以上の密度でアジア人が住んでいるのだと思いました。

 日本からカナダへ移住が隆盛したのは、1890年代から1910年代ごろでしょうか。その後のカナダ社会での排日運動や、戦争などの混乱の中で移住者の困難は壮絶を極めました。
 今回閲覧している資料は、ほぼメソジスト協会などに関わる一時資料のコレクションでしたが、加奈陀精神に同化するべく、“Jap”と揶揄されながらも善良な日系人であろうとひたすら自身に説いている個人の手記など、肉筆資料や写真から放たれた赤裸々な心情の吐露に極まるものがありました。

 今回のカナダ行きは、トランスナショナルな場面に立ち会って考えることがすべてであったように思います。UBCには、たぶん、また来ることになるような気がします。

アジア研究センターの図書館内部


バンクーバー美術館


granvilleの橋を散歩。


ダウンタウンの入り口にあたるところのヨットハーバーです。
  


Posted by ake. at 15:14カナダ日記

2010年09月14日

願わくば,われ太平洋の橋とならん...

今日は一日中、キャンパスの中をぶらぶらしていました。カナダの大学は9月からはじまるので、新入生がいっぱいです。大学生協には教科書を購入する学生の行列ができたり新歓コンパみたいな状態で、ちょっとしたお祭り騒ぎです。

バンクーバーは秋です。今日の気温は15度くらいでしょうか。昼間は暖かくて20度くらい。過ごしやすいです。日本はまだ30度くらいのようで、あんまり帰りたくないですねface07

なんだかお寺みたいですけれど、ここがブリティッシュ•コロンビア大学のアジア研究所です。中にはアジア研究室と図書館が併設されています。許南麟先生の研究室はここにあるのです。


で、アジア研究所の裏手に、新渡戸稲造庭園があります。前回のブログでも書きましたが、新渡戸はカナダのビクトリアで客死しました。思っていた以上にりっぱな日本庭園でびっくりしました。日本人の庭師の方が、毎日手入れをしています。ちょうどお仕事をしていたのでお話をうかがう機会がありました。千葉大で造園の勉強をされた方だそうです。



ガラス張りの中央図書館



ヌードビーチまであります...行ってみたら、ほんとうにヌードビーチでした...。
  


Posted by ake. at 10:04カナダ日記

2010年09月12日

日韓カンファレンス



広大なキャンパス内にはゴルフクラブまであって、今回のカンファレンスは、ゴルフクラブのレストランを貸し切りにして行われました。UBCの大学経営の一端を感じたといいしょうか、潤沢な資金運営のもとで成立している「贅沢さ」といいますか...。朝8時からここで朝食をとり午前中のセッション、また昼食をはさんで午後のセッションになりました。ご飯が美味しい。



報告者は、UBCのアジア研究者とアメリカからも参加者がいました、日本からは私を含めて5人です。それぞれの報告時間は20分、質疑応答10分という短いものですが、事前に提出してある論文を読んで議論することが前提となっているので、とても有意義にすすめられました。

詳しい感想を書きたいところですが、疲労困憊...。  


Posted by ake. at 23:44カナダ日記

2010年09月10日

UBC通信

 9月10日…。9年前の9月10日…私はNYにいたのでした。マンハッタンを見下ろす19階建てのマンションの一室を借りていて、部屋の窓からWTCのツインタワーが見えました。9年前の11日。朝起きて、窓を空けて外を見たら、WTCの上階から煙が出ていて、「あぁ!火事だ」と、思いました。まだ、私は「テロ」というものが何かを、あの時知らなかったのです。目の前で、地響きとともに一瞬にして近代の象徴とも言えるよな超巨大ビルが崩れていきました。あのときの、身体に感じた振動はいまも覚えています。ドロドロに溶けた消防車がレッカーで運ばれ、マンハッタンの島からハドソン川を船で渡って、たくさんひとたちが対岸のニュージャージーに避難していた、あの日のNY。とても暑い日でした。砂粒みたいな自分をとりまく凄まじい「世界」の現実というものを、あの時はじめて、身体で感じたのでした。
 そんなことを、飛行機の中で思い出していました。む…不眠みたい。

 9日に成田を発って、カナダのブリティッシュ•コロンビアへ到着しました。
 Lee先生が「とても素晴らしいところなのよ」と言っていた、言葉通り、「うわぁ!ここに住みたい!」と思いました。UBCには、たくさんの博物館などと一緒に新渡戸稲造庭園などもあるのですが、アジア研究がさかんな大学でもあります。新渡戸は、カナダで亡くなったのですね。さっき、はっとしたのですが、1933年のことです。宮沢賢治が亡くなった年と一緒だな、と思いました。なんというか、1933年(昭和8)て、自分の研究の中でとても重要な年のような気がしていました。

 今回は、アジア研究、とりわけ日韓カンファレンスということで、博士の学生を集めて2日間のワークショップと研究報告のための滞在です。ほんっと広いキャンパス。

 ホストをつとめて下さっているナムリン先生は、“Prayer and Play”という日本の浅草の研究をされたことでとても有名な方です。宮田登さんのところで研究していました。これまた、びっくりでした。

 あ、そういえば、16日に韓国の水原というところで、学会報告をすることが昨日急に決まってなんというか…んー体力的にすでに限界をむかえていますが…んーなんとか頑張りたいす。いまは、目の前のことをこなすので精一杯なんですが、今日もナムリン先生とずっとお話をしながら、ものすごい勉強になり、ソウル行きのエネルギーをまたもらったように思います。

ブリティッシュ•コロンビア大学のゲストハウスは、こないな感じです。ここで10日間勉強します。
 


ヨットハーバーのウッドデッキで、珈琲ブレイクです。


市場とスーパーへ出かけて、カナダの生活チェック。


お米はこんなふうに売っています。ここは、Lee先生おすすめのオーガニック専門店。



そんなことで、今回は毎日カナダ情報をお届けできると思います。
明日はカンファレンスの様子などを。

さてと、レジュメチェックしなくちゃ。
  


Posted by ake. at 17:19カナダ日記