2010年03月27日

もっとみてほしいドキュメンタリー「アメリカ」。

 すっかり感想を書くのが遅くなってしまったのですが、東中野のポレポレで藤本幸久監督のドキュメンタリー「アメリカ-戦争する国の人々-」上映中です。

 全編8時間14分の長丁場で、1日ですべてを見たいと思い、朝10時過ぎにポレポレに入って、出たのは夜9時過ぎでした。途中寝ちゃうかなぁと思ったのですが、とても興味深いインタビュー作品だったせいか、すっかり引き込まれてしまいました。

 米兵とは誰か?その内側に抱えられた葛藤や矛盾が赤裸々に告白されています。内容は、やっぱり見ていただくしかないです。見てもらってから、感想を聞かせてくれる人があればいいなと思います。4月16日まで上映です。これねスゴいよ、ほんとに。

 きっと...丸山真男ならば「健全なナショナリズム」の姿をワタダに見るだろうな、とake.はぼんやり思ったのでした。イラク派兵へ反対する兵士も出てくるのですが、彼らのメッセージは「法を守ること;No Illegal War」。ヒロシマ•ナガサキに関しての彼らの評価は“Fair”という裏返しの意味も含み込まれているように思われるのです。日系のワタダの場合はあきらかにパトリオティズムなのですが、そこには彼の“日系”という出自へ対する、アメリカ社会からの差別的な評価も透けて見えます。だからこそ、ワタダの立場はとても屈折しています。
 ドキュメンタリーに出てくるのは米兵とその家族であり、彼らのメッセージは決して「No War」ではない。けれども、彼らの憤りの内側にアメリカ的なモラルエコノミーの発現を見るわけで...。米軍内部から暴動が起こったって、今ならちっともおかしくない。もちろん“愛国心”の名のもとにね。face15アメリカ人のモラルを見せてくれって言いたいくらいだもの。
 ake.は、なんだかんだ理屈で言っても内心では「ワタダかっこいいな」って思っちゃっているんですよね。なんかああいう人、ほれちゃいますicon06



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もっとみてほしいドキュメンタリー「アメリカ」。